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埼玉大学公開授業に参加しました
2017.7.27
2017_7/17(祝・月)に教育学部に進学を希望する生徒を対象に、埼玉大学で行われた公開授業に参加いたしました。
この日は教育学部と教養学部で学生向けの講義・演習を高校生等にも参加・見学できる機会として解放されていました。
オープンキャンパスや模擬授業は珍しくありませんが、普段の授業を開放するのはあまりなく、貴重な機会でした。
今回の目的は、本校の生徒が実際に大学の授業に参加して学部での学びや研究について深く知るきっかけをつくる、また現役大学生の様子をみることで高等教育がどのように行われているかを肌で感じてもらうことです。
今回の参加者は部活動関連の大会があった関係もあり、10名(うち2名は高2、他は高3)でした。
参加者のうち3年生は1学期の小学校体験(土曜講座、一部は火・木・金曜日にも開講)に参加し、授業では先生と共に行動、放課後は実際に小学生に補習をしておりました。このときは実践が主でしたが、今度は少しではありますが大学の授業で理論を学ぶことになります。
生徒たちは朝大学正門付近に集合し、まず希望する午前中の授業に参加いたしました。
今回のもう一つの目的は卒業生との座談会です。卒業生から在校生へ、学部での様子や今学んでいる内容、入試までの準備・心構えなどのアドバイスを受けることで志望動機を整理してより強固にすることが期待できます。
下の写真は、昼食時に学食で埼玉大学に在籍している卒業生が話している様子です。卒業生は後輩たちに伝えたいことがたくさんあり、生徒たちにとっては先輩たちの経験を直接聞く貴重な機会で、活発な意見交換が行われました。
実は当初、教育学部の卒業生に声をかけていたのですが、彼女たちがさらに声をかけてくれて工学部や教養学部に在籍している卒業生もあわせて6人来てくれました。また、このうち2人は2年前に本校での小学校体験を受講した卒業生です。
卒業生たちが後輩たちを想い、熱く語り、そして全員が現在の学生生活に満足していることに何とも言えないうれしさを得ました。
この日は通常授業のため、昼休みもそこそこに卒業生たちは午後の講義に戻り、本校の生徒も同様に各々の希望する講義に移動いたしました。生徒たちには教科だけでなく、教育学や教育心理なども知り、将来何を深く学び生かしていくかよく考えてもらいたいです。
筆者も初等音楽科指導法の授業に参加しました。
コダーイメソッドによる音楽教育で、ハンガリーの民謡を使った授業を紹介してリズムを学生参加者全員でたたきながらリレーしておりました。私も一緒にたたきましたが、あれっあれれ?というリズムながら楽しく参加できました。
そして、もう一つは教職大学院の課題研究型授業。学部から大学院に入った若い学生と教職経験者など社会人を経て入学した学生が半々でチームを作り、授業形式・教材づくりなどテーマ別に分かれて議論していました。次週は研究発表会とのこと、この進め方は自分の授業でも十分生かせそうです。
こうしてあっという間の公開授業が終わりました。自分がこの世界で学び研究する上で何が必要なのか、どうかかわるのか、本当に目指す世界がそこにあるのか改めて考え直すのもよいでしょう。志望動機を明確にして進路選択をすることで将来社会に貢献できる人材になることを願っています。
最後に余談ではありますが、夕方の学食(昼食時とは別の場所)・図書館・教職支援室掲示板の写真です。学生の皆さんよく自習していました。(試験が近いこともあるでしょう)
朝からこういうスペースはいくつか見ましたが、本当によく勉強しています。このように落ち着いて学び打ち込める雰囲気のある大学は学生一人ひとりがさらに伸びそうです。
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