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付属小学校の児童・保護者の皆さんへ スクールカウンセラーからのお知らせ

2020.3.10

付属小学校

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立春が過ぎて暦の上では春がやってきました。本来であれば、学校では1年間の総復習をして卒業式練習を行う時期です。コロナウイルスの影響で、急に休校になってしまい、親子ともども戸惑っているのではないでしょうか。

しかし、休校になること自体は、子どもたちへの心理的な影響は限定的なものであると思います。子どもたちは大人よりも心理面で適応性があります。子どもたちは毎年、夏休みという長いお休みを経験しています。夏休みの過ごし方を思い出してみてください。

①起きる時間・寝る時間を学校がある時と同じにする。長い休みになると生活習慣が不規則になります。人間にとって、午前中の日の光を浴びることは良い睡眠に繋がります。良質な睡眠をとり、3食きちんと食べて入浴することが一番大切です。

②学校からもらった宿題を計画的に行う。4月からの新学期のために、午前中は勉強する習慣を続けましょう。もちろん、ある程度勉強したら休み時間も間に入れてください。子どもの集中力は、大人ほど長くはありません。

③午後は通学がない分、いつもより子どもたちは自由に時間を使えます。天気が良い場合は外で遊んでほしいと思います。その場合は、「遊ぶ時間・場所・誰と遊ぶか」などを保護者に知らせるようお子さんと約束事を決めましょう。週末や保護者の休日など、お子さんに引率できる時に親子で一緒に過ごすとお子さんは喜びます。

ここまで書くともうお分かりかと思います。学校が急な長いお休みに入ったとしても、今までと変わらない生活を送ることが一番大切だということです。

☆保護者の皆さんに一番気を付けてほしいことは、”予期不安”を子どもたちに与えないということです。親が今回の件に関して、必要以上に「大変なことが起こっている」と不安を感じて普段とは異なる言動をすることが、子どもたちに”二次不安”を与えてしまいます。解決方法を躍起になって探るよりも、”何とかやり過ごす”くらいの気持ちで大丈夫です。そして、お子さんたちが何か不安を感じているようでしたら、充分に聞いてあげてください。子どもたちは”話を聞いてもらう”ことで大変安心することができます。みんなで上手に過ごして、新学期を迎えましょう。

スクールカウンセラー 村上 知子

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