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中3 かずさDNA研究所出張授業

2017.6.7

付属中学校

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6月5日月曜日、かずさアカデミアパークにあるかずさDNA研究所様に、中学3年生を対象とした出前講座をして頂きました。

本校では初めての試みでしたが、話にはよく聞くDNAが、実際に生物の中にどのように含まれているのかを、映像や実験を通してわかりやすく説明して頂きました。講師の方は4人体制で、わかりやすくきめ細やかな指導をしてくださり、生徒たちは普段の授業以上に目を輝かせて取り組んでいました。

 

  

実験道具をすべて持ち込んでいただきました。1本3万円もするフランス製のマイクロピペットを、クラス人数分揃えていただきまして、全生徒が同じことを同時にできるという超豪華実験でした。筆者もつい仕事を忘れて参加してしまいました。

  

マイクロピペットの扱いにはすぐに慣れて使いこなしていました。薬品を入れて振って混ぜたあと、遠心分離機にかけ、別の試薬を入れると、たしかに白いモヤッとした繊維状のものが抽出されました。

  

普段は見せたことがないような真剣な表情です。うまくいくといつものドヤ顔も見せてくれました。

  

とても楽しそうに、また集中する場面ではまるで呼吸をすることも忘れたように実験していて、多くの生徒がうまく抽出していました。

  

最後にブロッコリーをたくさん使って、大量のDNAを抽出する実験を見せていただきました。写真の白いもやもやがDNAです。身近にあるはずなのに遠かったミクロの世界に触れ、文字通り生物の核となるDNA(デオキシリボ”核”酸)、我々を形作る設計図となる遺伝子を、手にとって間近に見ることができるのは感動的な体験です。生徒が興奮して感想を口々に語っていたのが印象的でした。

今回このようなすばらしい機会を用意してくださったかずさDNA研究所の皆様に改めて御礼申し上げます。

かずさDNA研究所様のサイトでも取り上げていただいております。リンクを張っておきますので御覧ください。

http://www.kazusa.or.jp/j/information/events/2017/170605.html

生徒のみなさんには、これをきっかけに生物の世界により興味を持ってくれることを期待しています。

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