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例年、成田高校では総合型選抜入試等で２学期中に進路が決定した高３生に卒業研究を課しています。今年度も１月の毎週水曜を指導日とし、卒業研究が進められました。指導日初日には、外部講師によるオンライン講演会も行い、研究を進める上で必要となる事柄などを学びました。

研究の指導はゼミ形式（各グループに学年職員１人をファシリテーターとして配置）とし、指導日には活発な意見交換が行われました。論文の中間提出や中間発表もあり、どの指導日も緊張感のあるものとなりました。

１人１台必携のiPadとGoogle for educationの環境も活用しました。卒業研究用のGoogle Classroomを用意して、そこに論文、レジュメ、発表スライドを提出。発表用レジュメはGoogleサイトで構築した卒業研究専用の校内サイトにファイルへのリンク（閲覧権限のみ）を貼り、発表時に手元資料としてiPad等で開けるように用意しました。

発表会は当初2/1～2/3に視聴覚教室などで予定をしていましたが、オミクロン株による社会状況を考慮し、2/8～2/10(予備日2/14)の期間でオンラインによる発表会に変更しました。Google Meetに発表会専用チャンネルを開設し、生徒は自宅からリモートで参加としました。生徒は自身のiPadで画面共有をかけプレゼンを展開し、プレゼン後には参加している生徒や教員からの質問に応じました。参加している生徒から発せられる質問には鋭い内容が目立ち、対面による発表会と遜色のない活発な発表会となりました。

全員リモートでの発表会は、wi-fi電波の状態によって影響を受けることはあるにせよ、大きな障害に見舞われることはなく、全日程スムーズに進行し無事に終えることができました。

今年度の卒業研究は、提出物の完全ペーパーレスと生徒全員リモート参加のオンライン発表会とし、ICTをフル活用したものとなりました。