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探究塾(第1回)の様子
2024.10.25
探究塾の第1回の模様です。
たんQ祭@成田実行委員会の生徒たちと一緒に企画しました。委員のメンバーが総合的な探究の時間で取り組んでいることを発表し、それを題材にみんなで議論していこうというもので、探究の大切さ、面白さを広めていきたいとの想いから企画されました。
記念すべき第1回目は、身近な大人がどういう探究を知りたいというリクエストに答えて、私が過去に日本古文書学会で発表した内容を高校生向けにアレンジした「豊臣秀吉が作った鳥の動物園」、そして問題解決に取り組んだ実例として千葉県高等学校教育研究会での取り組みの様子を報告しました。課題研究には根拠が必要であることを強調したいという思いが強くなってしまい、内容を盛り込みすぎたため、早口になってしまいました。
終わってから生徒に感想を求めると、「専門的すぎて高校生にはついていけなかった」という意見がありました。ごもっとも!高校生に寄せたつもりでしたが、それがまだまだ足りなかったということです。
一方で「今自分が好きなものをみんなに知ってもらうという趣旨で始めたのだから、わからないところがあってもそれは仕方ないことではないか」という意見も。わからないなりに、自分たちから歩み寄っていこうということですね。そのアクティブな姿勢、とってもいいぞ!
さらには数学愛がとても強くて突っ走りがちな生徒が「自分の興味のあるポイントが他人に理解されない場合、どうしたら相手に共感を得られるのか」という質問も。その気持ち、とってもよくわかります。「まずは共感してもらえるところから話を始めてみてはどうか」と回答しました。
生徒の探究の時間は、私たち教員にとっても探究です。「後生畏るべし」これからの教育は、上から教えるのではなく、一緒に考えて答えを見つけていくスタンスが必要かもしれません。
以下動画を掲載します。