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高2修学旅行 2日目

2024.11.8

高等学校

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2日目の朝はあいにくの雨模様から始まりました。今日は午前中にクラスごとでひめゆり資料館の見学、ガマへの入壕を行い、午後はクラス別行動になります。みんな朝食をしっかりとって、それぞれの活動に向かいます。

今回は担任の先生方にクラスの様子をリポートしてもらいたいと思います。

 

<A組 土屋先生>

糸数ガマでは、沖縄戦時に利用されていた自然洞窟の様子を肌で感じ、終始圧倒されていました。
ガイドさんが何度も伝えてくれる「命どぅ宝」という言葉の意味を、しっかりと受け止めていたように感じます。

ひめゆり資料館では、先に訪れた糸数ガマでのお話・体験と展示されている資料がリンクし、沖縄戦についてより深く考えることができました。「ひめゆり学徒隊」として、沖縄戦を経験された方のメッセージなども動画を通して聞くことができ、改めて平和の尊さを実感しました。

アメリカンビレッジでは、昼食も兼ねて自由に行動していました。みんな会うたびに何かしら食べており、満足そうな笑顔でした。思わず担任もタコライスと沖縄そばをハシゴしてしまいました。

古宇利島では、大雨が予想されましたが、なんとか天気が持ちこたえてくれ、ビーチを楽しむことができました。生徒たちは透き通った海に大はしゃぎで、気づいたら海に飛び込んでいました。古宇利島と名護市を結ぶ、「古宇利大橋」からの眺めは絶景で、バス車内からウミガメも見えました。

<B組 兎束先生>

横殴りの雨の中、バスはひめゆり資料館に到着しました。静寂の館内、生徒皆、雨に濡れていることも忘れ、展示の事実を受け入れる真剣な眼差しが印象的でありました。

糸数壕
入壕から出壕の中で、何故我々がここに来た意味を一人ひとり悟ったことと思います。
ガイドさんの語る魂の言葉に心振るわせ、底知れぬ闇と、希望が放つ光を見上げ、79年前の道のりを辿りました。

万座毛
厚い雨雲の隙間から、太陽が顔を見せた僅かな時間、圧倒的なパノラマと、荒々しい断崖の自然美に触れる事ができました。

<C組 村岡先生>

C組はイリュージガマ、ひめゆり資料館、アメリカンビレッジ、万座オーシャンパークの順で周りました。
イリュージガマの中はとても狭く、足元も不安定でした。一度全員で懐中電灯を消し、当時の人々の様子を再現したあと、黙祷をしました。光が消えたガマは暗く、こんな環境で当時の人々が生活していたのかと思うと、胸が詰まるような感覚がしました。昨日の平和記念公園での平和講話の話ともリンクしており、より深く平和について考えるきっかけになりました。

万座オーシャンビーチでは、水上アスレチックに挑戦しました。天候が不安でしたが、大きな雨に見舞われることもなく、アスレチックをめいいっぱい楽しむことができました。クラスで意見を出し合い決めたC組オリジナルの行程だったため、修学旅行の中でも一際心待ちにしていたものでした。事故もなく、思う存分アクティビティを満喫できて良かったです。

 

<D組 廣瀬先生>

D組は午前中にひめゆり資料館、糸数壕へ行って平和学習を行いました。午後はアメリカンビレッジに行き、昼食をとり買い物をしました。ハンバーガーを食べた生徒が多かったようです。その後古宇利島に行きました。残念ながら曇天のため海の綺麗さは半減でしたが、膝下まで海に入るなどして楽しみました。

<E組 原田先生>

E組は、はじめに糸数壕に向かいました。「学ばせていただきます」という気持ちを持って、壕に入りました。ガイドさんの案内のもと、懐中電灯を持って、1時間程度の入壕です。戦火の中、長い時を過ごした方々が経験されたことには遠く及ばないかもしれないけれど、生徒たちはここで起きた出来事を想起し自身に引き付けて考えていました。最後に、黙祷を捧げ、壕を出ました。

続いて、ひめゆり資料館を訪れました。ひめゆりの塔に手を合わせ、資料館の見学に移りました。

 

生徒たちは、同世代の学生の生活が、戦争に蝕まれていく様を目の当たりにしました。見学時間を目一杯使って、当時を生きた人々の手記に目を向け、証言に耳を傾ける生徒たちの姿が印象的でした。日常の延長に、たしかに戦争があったのだと強烈に実感した生徒が多かったことと思います。

戦跡をあとにし、アメリカンビレッジに到着しました。ここで各自昼食をとります。A&Wというハンバーガーショップが人気でした。かく言う学級担任も、特大のA&Wハンバーガーを頬張りました。

お気に入りの写真スポットで、記念撮影をする生徒も多くいました。お土産を今日のうちに購入している生徒も多くいました。かく言う学級担任も、お土産をたっぷり抱えてバスに戻りました。

本日最後の目的地に到着しました。ここでは、万座毛の見学及びそれに付随する商業施設でのショッピングがお目当てです。万座毛は、いわば景勝地です。象の鼻のような岩と、「万人を座するに足る毛」すなわち広大な芝生が見どころです。

生徒たちは、岩と芝生をわりとスタスタ通り過ぎ、サーターアンダギーを食べたり、お土産を買ったりすることに精を出しました。かく言う学級担任も、ゴーヤキーホルダーを手に入れました。

午前中の平和学習で得た学びを胸に、午後は今ある自分の命に感謝しながら楽しく施設散策をすることができました。心も体も大きく動いた一日だったと思います。生徒の皆さんはよく休んで、明日に備えてください。

 

<F組 室井先生>

F組はまずひめゆり資料館に向かいました。生徒たちと同じくらいの女学生たちの壮絶な生き様を資料を通して目の当たりにし、言葉を失っていました。続いて糸数アブチラガマに入壕しました。ここはひめゆり学徒隊が実際に活動していたガマであり、先ほど見学した資料館で得た知識を肌で感じることができました。どんな思いでここで過ごしていたのか、その時の女学生たちに思いをはせ、今自分が生きていること、平和の尊さをより濃く実感できたと思います。

つづいてアメリカンビレッジに向かいました。ここでは各自昼食でハンバーガーやタコライス、またスイーツを堪能していました。アメリカンな街並みを生徒たちはとても満喫していたように感じます。

次に向かったのはCAVE OKINAWAという鍾乳洞です。こちらも午前中に訪れたガマの1つですが、照明や安全通路も充実しており、アドベンチャーのような空間になっています。沖縄の鍾乳洞が美しくライトアップされ、生徒たちは思い思いの映えスポットを探して写真撮影を楽しんでいました。

最後に向かったのは万座毛です。この時には少し日の光が見えるときもあり、ようやく沖縄の景観を見ることができたように感じます。雨の1日でしたが、最後にとてもきれいな自然を背に記念撮影ができました。

<G組 鳩谷先生>

雨のひめゆり資料館。先に訪れた糸数ガマでの体験と重なり、改めて平和の尊さや大切さを実感しました。これからを生きる私たち若い世代の責任を痛感ました。

ウミカジテラス。あいにくの天気でしたが、お洒落なお店でみんなで食べるお昼は格別です。

比謝川マングローブカヤック。天候不良のためカヤック体験はできませんでしたが、ヤンバル自然学習で比謝川の自然や嘉手納の歴史について学ぶことができました。

<H組 鈴木先生>

午前最初の見学地は糸数ガマでした。中に入った時に、重症の兵隊さん達が最後に置き去りにされてしまった非常に熱い空間、逆に冷たさを感じた手術室、ガイドさんの指示で全員懐中電灯の電気を消したときの漆黒の闇…生徒たちは、ここで亡くなった方々の悲しみを一生懸命受け止めておりました。

次に訪れたひめゆり資料館では、生徒は玄関に展示してあるひめゆり学徒の皆さんの笑顔あふれる集合写真、亡くなられた方一人ひとりの写真、生き残った方の証言動画をじっと見つめていました。もっと見学時間が欲しかった様子でした。

午後は雨もだいぶ弱くなり、生徒はアメリカンヴィレッジで昼食後に古宇利島に移動。雨は止み、無事ビーチに行くことができました。
生徒がすごく成長したように感じた一日でした。

<I組 加藤先生>
I組は他クラスと同様に午前中はイリュージガマ、ひめゆりの塔を訪れて、平和学習を行いました。
午後はアメリカンビレッジで昼食をとりましたが、男子は大半がステーキを食べたようです。
午後はヤンバルンチャー東村店を訪れてジップラインを体験しました。予報では雨が心配されましたが、ほとんど降ることなく無事に行うことができました。指導員の方の説明を受けて、「ゴーゴーヤンバルー!」の掛け声に合わせて飛んでいきます。生徒たちは普段は感じることのない非日常の体験に興奮していました。
 以上、2日目は担任の先生方からのリポートでした。明日は午前中、ABCD組は美ら海水族館へ、EFGHI組はマリン体験、午後は全クラス伊江島へ民泊となります。民泊でどんな人たちと出会い、どんな経験をしてくるのか、生徒たちの成長がとても楽しみです。

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