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子ども食堂訪問/OB・OGによる勉強会
2020.8.17
成田高校では将来教員を目指す生徒のために課外授業(土曜講座・夏季講座)を行っています。
本校には付属小学校があるので、実際に行き、小学生と遊んだり、教室に入って担任の先生の授業の補助を行ったりすることで児童の動きや先生の声かけなどを現場で学ぶことができ、本講座の一環として毎年行なっています。例年は3年生の1学期から行っていますが、本年度は新型コロナウイルスの影響で行えず、その代わりに教育に関するテーマの課題配信を行い取り組んだり、オンラインを活用しながらグループワークを行ったりしておりました。
そのような中、佐倉市の「NPO法人ほっとすぺーす・つき」さんで子ども食堂が再開されたことを知り、この状況で見学を受け入れてもらえるか心配ながら打診したところ、快諾していただき2回に分けて伺いました。7/29(水)と8/5(水)それぞれ見学を行い、一緒に食事もさせていただきました。
子ども食堂に来る方々の様子、地域への貢献、学校や役所関係などとの連携、協力してくれる人々、運営の大変さといったことを法人理事長をはじめ、スタッフであるボランティアの方からからたくさん話を聞くことができました。
運営が大変な中、子どもたちやお年寄りなど(この子ども食堂は子どもだけでなく親子連れやお年寄りにも広く開いています)との信頼関係をとても大切にしていることがわかりました。
子ども食堂が初めての生徒には教員とは違う目線で子どもたちに接することを新たに知り、地元で現在子ども食堂に携わっている生徒にとっては、別の法人の運営を様子を知ることでさらに刺激を受けたことでしょう。
「NPO法人ほっとすぺーす・つき」さんには新型コロナウイルスの影響で大変な中、本校の見学を受け入れていただきありがとうございました。次に8/8(土)は地域の公立小学校に勤務している卒業生に来てもらい、現場での様子や心掛けていることなどをスライドを使い話してもらいました。難しいことも多い分、生徒の成長や反応で救われることが多々あり、「やっていてよかった」と二人とも言っておりました。生徒たちは本校以外の現職教員の話を聞けたことは貴重な機会だったと思います。この講座も今年で7年目で、最初のころの卒業生は地域の学校で働いております。こうして卒業生が来てくれるのは大変心強いです。
※余談ですが、この日はちょうど「スクールツアー」の日で卒業生の一人のクラスの保護者の方がたまたま見学に来て、お互い驚き喜ぶ場面がありました。こうして地域に溶け込み貢献する卒業生がいるのは本当にうれしいことです。どちらも生徒にとって普段の学校ではわからないことを知ることができる貴重な機会でした。ほっとすぺーす・つきの皆さま、卒業生のお二人、誠にありがとうございました。