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高2修学旅行 1日目
2024.11.7
11月7日から11日まで、高校2年生は修学旅行で沖縄を訪ねます。本日より、その様子をお伝えします。
今回の修学旅行は、1団と2団に分けて実施します。滞在先、滞在期間は同じですが、一部行程の順序が異なります。
1日目の本日は、羽田空港から那覇空港に移動し、平和祈念公園を訪れた後、ホテルへ向かいます。1団と2団の旅程がほとんど同じであるため、こちらの記事でまとめてご報告します。
それでは、本校史上初の沖縄修学旅行4泊5日の旅の幕開けです。よろしくお願いいたします。
参加予定生徒が無事に、羽田空港に集まりました。1団は第2ターミナル、2団は第1ターミナルに集合です。朝早くから、大変ご苦労さまでした。迅速かつ静粛に整列した生徒を誇らしく思います。
搭乗券を受け取り、搭乗までの予定を確認し、手荷物検査に向かいます。
手荷物検査を終え、搭乗ゲートに到着しました。こちらで、機内で食べるお弁当を配布します。生徒たちは率先して配布の手伝いに回りました。協力的な姿勢が、頼もしいです。きっといい修学旅行になりますね。
搭乗を前にして、生徒たちはワクワクが止まらないようです。
お弁当を手にして、教諭もワクワクが止まらないようです。
こちらが、今回お世話になる飛行機です。よろしくお願いします。
離陸後、水平飛行に入ってから、それぞれ任意のタイミングでお弁当を食べました。石垣牛焼肉弁当です。お得意の先取り学習です。
途中、飛行機からはきれいな富士山を眺めることができました。写真の左上です。ところが、沖縄は雨模様のようです。
機内エンターテイメントを楽しんだり、仮眠をとったり、生徒たちは搭乗マナーを守って空の旅の時間を過ごしていました。
飛行機は順調に航行し、那覇空港に到着しました。
クラスごとにバスに乗り、那覇空港から沖縄平和祈念公園へ向かいます。
沖縄平和祈念公園に到着しました。
やはり、沖縄は小雨が降っていました。歩いて見学するには差し支えない程度の雨だったので、公園内を一通り巡ることができました。
平和祈念公園での、各クラスの集合写真を掲載します。
生徒たちはガイドさんの案内のもと、公園内を見学しました。
平和の礎を訪れました。
生徒たちは、ガイドさんの話に真剣に耳を傾け、この地で起きた出来事を理解しようと努めていました。
そうして、平和祈念資料館を訪ねました。
生徒たちは常設展示を自由見学しました。戦争の残忍さ、悲惨さを、強烈に目の当たりにし、風化させてはならない記憶に迫る時間を過ごしました。
そこには苦しいが、目を背けてはならない現実があり、それらをまず直視することに意義があると痛感しました。
沖縄の地中には、雨のように浴びせられた弾丸が、不発弾として眠っているそうです。
自分が今踏みしめているこの地で、たしかに戦争が起こったのだと、改めて実感しました。
公園内の見学、資料館の見学に加えて、平和祈念堂にて平和講話を実施していただきました。
講話者の実体験が語られ、生徒は真剣に聞いていました。
手に持っていた修学旅行のしおりに、びっちりとメモを記している者もいました。平和のメッセージがこうして紡がれていくのだと思い、温かい気持ちになりました。
講話は、1団と2団で分けて行われ、各団の代表生徒がお礼の挨拶を述べました。講話を通じて得た平和への決意が、生徒の口から力強く語られました。
講話後に、講話者に対して質問に駆け寄る生徒の姿が複数ありました。講話者の方には、大変丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。生徒にとって、貴重な時間となりました。
この美しい海を見て、この地が抱える歴史を想像できるでしょうか。己の足で地を踏み、己の目で沖縄戦の実相を見つめ、その只中で生きた当事者の声に耳を傾けることにより、本日我々は沖縄のこころに触れる経験を得ました。
平和の心を世界へ。沖縄が発信する力強いメッセージは、各人の心に刻まれたことでしょう。過去に学び、平和の波が伝播していくことを祈っています。
さて、平和祈念公園をあとにし、バスで宿泊先へ移動しました。本日は、サザンビーチホテル&リゾートさんにお世話になります。
夕食の時間です。平和の尊さに感謝し、いただきます。
美味しいご飯を食べて、よく寝て、英気を養いましょう。
沖縄の旅の始まりとして、有意義で引き締まった一日であったと感じています。過去から学び、未来を見据える。生徒たちはこの経験を、自身の未来にどう投射するでしょうか。
明日は、午前が戦跡をめぐる平和学習、午後がクラス別行動です。