3日目は警報級の大雨で目覚めました。1団で予定していたマリンアクティビティは中止となり、2団と合流して午前中は美ら海水族館を見学します。午後からは1団、2団とも予定通り伊江島民泊です。
外は大雨ですが、今日もみんな元気いっぱい。おいしい朝ごはんに舌鼓。
『沖縄美ら海水族館』
本部半島の突端、海洋博公園内にある水族館で、巨大な水槽を優雅に泳ぐジンベエザメが有名ですね。休日ということもあり、また修学旅行シーズンでもあるため多くの観光客でとても混雑していました。
『伊江島へ』
美ら海水族館からバスを15分ほど走らせ、本部港に到着しました。ここからフェリーで伊江島へと向かいます。
フェリーに乗ることが初めての生徒も多かったようで、船内に入ってからもソワソワしている子たちが多かったです。
小雨の中の乗船だったので、学年全員が船内に入るかな…と心配でしたが、船が出発すると雨も止み、船が波を切る音や風の感触を肌で感じることができました。
伊江島の港が近づくと、島民の皆様が手を振りながら受け入れてくださいました。生徒たちも笑顔で振り返し、素敵な出会いを予感させる瞬間でした。
船を降りてから、近くのホールにて、入村式が行われました。まず、歓迎の琉球舞踊を披露していただきました。アップテンポの明るい音楽に、自然と子どもたちの手拍子が起こりました。会場が一気に温かい空気に包まれたように感じます。
生徒代表として、足立俊平くんが挨拶を行いました。現地の方言も交えて、沖縄の文化を吸収して成長したい旨を力強く伝えてくれました。話を聞いていた生徒たちの気持ちもグッと引き締まったように思います。
夜の時点で、伊江島での子どもたちの様子は私たちにはわかりません。初めて会う方々とコミュニケーションが取れているか、慣れない環境に戸惑ってはいないか、受け入れてくれた方々に迷惑をかけていないか…。離れているからこその心配もあります。
そんな時、齋藤学年主任が各班に送った宿題への返答が届きました。添付された写真を見て、私たちの心配など無用だったと気づかされました。生徒たちはそれぞれの場所で、新たな出会いを存分に楽しんでいます。
一期一会の機会を、良い形で今後に活かせる力は社会を生き抜くうえでとても大切です。短い時間の中で、信頼関係を築くことのできる本校の生徒たちを誇りに思います。
沖縄の本物の文化に触れ、ひと回り成長した生徒たちに会える時が今からとても楽しみです。