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全校進学講演会
2019.6.2
本日10:00より講堂にて、早稲田大学総長常務参与、佐々木ひとみ先生を講師にお迎えし「将来を見つける」というテーマでご講演して頂きました。
講演は「キャリアとは何か」「自分の特徴を見つける」「学校生活の過ごし方」の三部構成となっており、それぞれの章で興味深いお話を伺うことができました。
第一部の「キャリアとは何か」では、人生を支えるキャリアは小学校から大学までの期間で完成するものではなく、生涯にわたって学び続けてく中で形成されていくものであり、目まぐるしく変化する世の中に対応できる力をつけてほしいとのお話でした。
第二部の「自分の特徴を見つける」では、自分に合った職業、自分に必要なキャリアを考えるためには自分と向き合うことが重要であるということをお話し頂きました。自分のやりたいことがまだ決まっていない人も、自分に与えられた課題をこなしつつ様々な分野に幅広く興味を持ち、何をしたいのかを一つずつ考えていくなかで、偶発的な要素を吸収することでやりたいことは自然と見えてくるのではないかとのお言葉も頂きました。また大学の学部がそのまま職業に直結しないということも多々あるので、進路選択をする際には広い視野を持って自分の将来の可能性を狭めないでほしいという内容でした。
第三部の「学校生活の過ごし方」ではこれからの中学、高校生活で将来に向けた土台作りや人間力の器を拡げることの大事さについてお話頂きました。人としての成長の場は中学、高校生活のなかにも沢山あるので、その成長のチャンスを見つけ、飛び込み、やり抜き、人にもまれ、振り返るというサイクルをぜひ、経験してほしいという内容でした。
様々なことに取り組み、人と関わっていくことによって得た経験を進路選択、キャリア形成に役立ててほしいとお言葉を頂きました。
進路講演会の最後に設けられた質疑応答のコーナーでは生徒達から多くの手が上がり、講演を聞いて疑問に感じたことなどを積極的に質問していました。佐々木先生はどのような質問にも丁寧に答えてくださり、生徒たちも将来に向けての考えをより深めることができたのではないでしょうか。
佐々木先生、本日はお忙しい中ご講演頂き、誠にありがとうございました。