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2019年度カナダ語学研修5日目「復活の兆し」
2019.7.11
今日は雨が降るようなので、雨傘を用意して家を出ます。ガーリックトーストの咀嚼に時間を要したので、急ぎ足でバス停に向かわなくてはいけません。学校に到着します。やはり今日も私が一番乗りでした。教室の電気をつけ、窓を開けて換気をします。一つ後のバスにしてみようかとも思うのですが、わずかでも慌てるくらいなら、思い切り余裕を持つ方が楽な性分なのです。そして、私が30分前に到着しているのは、何もないことが幸いしているだけです。ステラが毎朝ランチを用意してくれて、時間通りにバスが動くから、到着が早いのです。この状況に感謝しなくてはいけません。
ゴードン先生が到着します。私を見るなり、手に持っていた新聞を手渡してくれました。「無料だよ」と言って笑っています。突きつけられてお金を取られたら、たまったものではありません。というのは冗談で、喜んで受け取ります。きっと、私が時間を持て余していると思い、気を遣ってくれたのでしょう。その通りなのです。
今日も、余裕を持って全員が集合しました。もうバスの利用も慣れてきましたね。昨日に比べると、英気を取り戻したようです。授業が始まる前、陽気に話し合う姿が印象的でした。
今日も中3の彼女らは大きな水を持ってきました。ホストマザーが飲んだゲータレードの大きな空きペットボトルを、水筒として利用しています。多すぎると言って笑っていますが、満杯に入れてくる義務はありません。不思議とたくさん入れたくなってしまうのかな。ただ、気づかないうちに想像以上の水分を失っていますので、念入りに水分補給をしなくてはいけません。
はじめは「About Victoria」です。より具体的に対象をヴィクトリアに絞って、特質を理解しながら学習していきます。授業で確認した場所を訪れることができれば、きっと素敵な経験になりますね。
ゴードン先生は、一人ひとりに手厚いフォローをしてくださいます。課題に取り組む際は、手助けが必要かどうか気にしながら見て回ってくれます。分からない人をそのままにして、置いていくようなことだけは絶対にしません。全員が分かるまで先に進まないからこそ、気を引き締めて取り組むことができます。
相変わらず眠そうにしている生徒もいましたが、眠りに落ちるたびに周囲の生徒がつついて起こしていました。ゴードン先生にも他の生徒たちにも、気にしてもらえているうちが華ですので、放置される前に改善すべきでしょう。英語の授業を満足に受けられないようでは、何をしに来たのか不明ですので。ここで、10時30分になりました。今日は随分と時間が経つのが早い気がします。課題に取り組む時間が多く設けられたからでしょうか。
休憩を挟んで、「Directions」に移ります。
街を歩くためには、方角の理解が不可欠です。明後日の市バスツアーに備えて、地図の読み取りと方角の表現を完璧にしておきましょう。
英語だから分からないことを、英語で説明してくれます。だから、はじめと同様に「分からない」が続くかというと、そうでもありません。同じことについて考えるにしても、異なるアプローチであれば、理解に近づく場合もあるのです。一度で全てを理解できなくても、分かることを組み合わせて、断片から全体像に近づくことができます。
次の課題は、班を形成して取り組みます。リーダーはカメラの存在に敏感です。カメラを向けると瞬時に反応し、目線を向けてくれました。もう一人は頓着なく作業を続けます。
自然な感じでとお願いすると、見事に演じてくれました。極めて自然です。
マップを参照しながら、テキストに記載されている設問に取り組みます。
はじめから分からないと言って、解答を求めるのではなく、真剣に課題に向き合います。学問ですね。
困ったときはいつでもみんなのゴードンがいます。生徒がゴードン先生を呼び、手助けを求める姿が印象的でした。分からないことを分からないと自覚し、解決しようとする力がしっかりと身についてきました。
続いて、「Emotions」です。感情や文意について学びます。とりわけ、「some」と「any」の使い分けは丁寧に取り扱いました。
生徒たちは、時差ボケから脱しつつあります。到着時の緊張もほぐれ、日々のワクワクに包まれています。好奇心と意欲に満ちており、学習には大変適した状態にあると思われます。慣れてくると漫然と毎日を過ごしてしまいがちですが、最後まで新たな発見を求めて、良い影響を受け続けられる研修にして欲しいです。
ランチタイムの始まり始まり。食事の取り掛かりが妙に早い。座ったと思ったら、もう食べています。授業中から手に握っていたのかと疑う素早さです。さぞかし腹を空かせているのだろう。
こちらの2人は、ホストファミリーにお昼ご飯が多いと、まだ伝えられていないようです。勇気を出して言おうと思うと、時間がかかるものです。話を聞いてみたところ、言うタイミングを逸してしまったようです。でも、そこまで気にもしていない様子かな。量が少ないよりずっといいですからね。
こちらは相変わらず楽しそうです。ご飯も生活もとても満足しているみたいで何よりです。大きなペットボトルの水について尋ねてみました。毎日ホストマザーが用意してくれているようです。量が多いからといって、受け取った目の前で7分目くらいまで捨てるなんていう、刺激的な想像をしてしまいました。ひどすぎますね。絶対にやらないでね。まあ、やりそうなのは私くらいなもんですね。
今日の午後は、ダウンタウンでバディとともにスカベンジャーハントです。街に散らばっているヒントを見つけながら、配布される問題に答えていきます。今日から班を一新して行動します。お楽しみに。