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2019年度カナダ語学研修6日目「UVIC」
2019.7.12
ビクトリア大学はUVICと呼ばれています。ユービックだそうな。午後はUVICの見学ツアーです。バスで大学に向かいましょう。バスの到着が遅れ、みんなでたくさんお話をしました。日本にいたときの、どこか冷えた雰囲気は感じられません。私は探り合いを入れているようなあの雰囲気が嫌いでした。今は無関心によるコミュニケーションプロブレムは見当たりません。お互いがお互いに対して積極的になり、興味を持って接しています。これも、異なる文化に触れる中で培われた、受容の姿勢でしょうか。当初の心配はどこへやら。あんまりドキドキさせるなよな。
中3のみなさんです。成田では、UVICではなく空港見学ですよ。何がそんなに面白いのかな。見ていて愉快です。右側に座る男子は、ランチタイムにH &Mの紙袋を、経年劣化のため失いました。ホストマザーが与えてくれたランチバッグでした。手に持っている袋が布製の手提げに変わっています。
さて、終点のUVICに到着です。UVICという呼称がかっこいいので、多めに言います。ついに、UVIC、ええUVICに到着しました。バディと合流します。マーカス、ミカ、今日もよろしくね。班は昨日と同様のメンバーで、バディだけが入れ替わりました。
UVICの学生スタッフが待つ場所へ向かいます。キャンパスが広いので、そこそこ長い距離を歩きました。
目的の建物に到着です。奥にカフェが見えます。
カメラを気にしながら待ちます。
楽しそうに話しているね。バディともすっかり仲良しだ。
まだかなあと視線を送ります。すると。
お待ちしておりました!学生がキャンパスを案内をしてくれます。なんと、お2人とも日本から来ている留学生です。
日本語はもちろん母国語ですが、英語の学習のため、極力英語で話してくれます。
英語で説明を終えた後に、確認のために日本語で再度簡潔に説明してくれることもありました。これなら、自分の理解が正しかったかどうか、すぐにフィードバックできます。丁寧な案内に感謝します。
「NACHOS NIGHT」とは何。ナチョスをたくさん食べる夜かな。
こちらは、先住民の存在を尊重する姿勢を体現している建造物だそうです。こうした施設が、キャンパス内の目立つ場所に建っているのは、珍しい例のようです。UVICはここを特別大切にしていて、中で騒いだりすることは絶対にしてはいけません。私たちが次の目的地に歩みを進めた直後、施設内を駆け回っていた3人の少年が、ついに説教を食らいました。
この建物の屋根が斜めになっていることにより、後方の池に水が溜まる仕組みになっているようです。賢い建物だ。
続いて、図書館へ向かいます。最短距離で移動しても、まだこの距離があります。とにかく広大です。
外観に違わず美しい屋内です。先進的であり、落ち着きがあります。欧米の図書館は、ただの本がある場所ではなく、生活空間として充実しています。図書館は書庫ではないのです。
コンピューターが数多く設置されています。
美しい図書館でした。居場所としての図書館をまざまざと見せつけられました。
おや、もう一方の班を発見しました。
私たちは道に迷っていたところを救われました。学生が迷うほどのキャンパスです。ガイドなしでは到底歩けませんでした。
学生寮を見学します。ラウンジと呼ばれる共用スペースです。ここには電子レンジがありますが、個室には熱を加える製品を持ち込めないようです。火事の危険を回避するためですね。
引き続き、質問を受け付けながら、案内を続けてくれます。
「KARAOKE THURSDAY NIGHT」だと。木曜の夜に集って、ひたすら歌うのでしょうか。先ほどのナチョスといい、面白いイベントが盛りだくさんです。
こちらはジムです。屈強な学生が目立ちます。入るためには利用登録が必要なようです。
そびえ立つのはクライミング施設。
さて、最後にブックストアです。購買部のようなものでしょう。ここで、この後お買い物の時間が確保されています。
その前に、学生スタッフの2人を交えて記念写真を撮りましょう。中途半端に看板が隠れました。背が高すぎます。
ここで、学生スタッフの2人とはお別れです。出会いと別れの繰り返し。旅は切ないものです。この先の日程に待ち受けているお別れに、私は耐えられそうにありません。みんなでお礼を言って、さようならです。ありがとうございました。カナさんが「ありがとう」の指揮者をしています。おそらく「せーの」の「せー」の瞬間かと思います。
さて、ブックストアでお買い物の時間をとります。大学のオフィシャルグッズや書籍、筆記具などを購入することができます。20%OFFの割引券が配布され、準備万端。
「UVIC」とシンプルに記された水筒が気になるようです。お小遣いと相談ですね。やはり諸君もUVICという呼称に夢中か。
おや、カフェテリアで談話しているマーカス一行を発見しました。今日は、学生スタッフが主となって活動を勧進めてくれました。バディとはあまりお話できなかったよね。どうぞ存分にお話をしてください。何というか、マーカスもこの2人の波長に無理なく適応しており、純粋に楽しんでくれているようでした。途中、エスカルゴを食べたことはないが調理はできるとか、紙一重の意味は「paper single layer」だとか言って、散々マーカスの頭の中をかき回しましたが、彼はゲラゲラ笑って楽しそうでした。通じ合うものがあったのでしょうか。言葉の壁は考えている以上に薄いこともあります。
さて、お買い物を終えて、ダウンタウンを経由して帰るバスに乗りました。2階があるバスが来たので、迷わず2階に上がります。下を走る車と距離感がつかめず、ぶつかると思ったり、縦に長い車体に接触する街路樹の枝の揺れを楽しんだりしました。
眺望良好。1列目は特等席です。前方を遮るものがなく、気分がいいです。
私は少しダウンタウンを散策してから帰りました。メインストリートには、楽器を演奏するベイダー卿がいました。足にタンバリンをつけて飛び跳ねながら演奏しています。おいおい、零か百で頼むぜ。
さて、今日で語学研修は折り返し地点です。ここからは終わりまでまっしぐら。前半で随分慣れたこともあると思いますが、挑戦する心を忘れず、残りの期間も有意義に過ごせるといいです。どうせやるなら徹底的にやる。試しにやってみるとか、いらないから。思い切りやってみよう。個人的に、タンバリンベイダーは御免です。