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2019年度カナダ語学研修7日目「甘い」
2019.7.13
昨日、ホストファミリーにフェアウェルパーティーの招待状を渡しました。嬉しそうでした。歓喜というより、静かでありながら激しさを持った喜びを読み取りました。別れが訪れることを自覚しつつ、招待を前向きに受け入れてくれているようでした。時間を調整して、何とか家族全員で参加したいと言ってくれました。
今日も、昨日と同様に、これまでより1つ遅いバスを利用しました。8時55分に教室に到着します。生徒たちは元気です。よく眠れるようになってきたみたいです。元気すぎてオレンジジュースの消費もはかどります。
ゴードン先生は半袖と短パンのスタイルがすっかり定着したようです。ペーパータオルで汗を拭う初日の姿が懐かしいです。丁寧にノートを作っていたある生徒を見て、ゴードン先生は驚嘆し、たくさん褒めてくれました。「学校でのあなたの指導には敵わないよ。」と私に言います。生徒が褒められるのは光栄ですが、生徒の優れた点を私の手柄にするのは筋違いです。しかし、これを伝えるスキルが私にありませんでした。伝えたいことを発信できないと、非常にもどかしい思いをします。語学力の必要性を痛感します。思っているだけでは伝わらない。思っているなら伝えたいと強く思います。
今日は「Canadian Foods」から始まります。食品を系統別に分類したり、カナダの食文化を学んだりします。カナダに来てプーティンを食べた生徒が2人いましたが、評価が割れました。美味しくて好きだと言う人と、ボリュームが多くハイカロリーで好きではないと言う人がいました。ハイカロリーなことを「heavy」と言っても、ゴードン先生は判然としない様子でした。これでは重量の問題になってしまいます。直訳ではなく意訳が必要な場面でした。
スイーツが美味しそうですね。
と思ったら、準備のいいゴードン先生。「Butter Tart」を配り始めます。ありがとうございます。
とても嬉しそうです。百聞は一見に如かず。味覚で学ぶに限る。
味はいかがでしょうか。
後方に写る彼は、ウトウトしていたので、わけもわからないまま「Butter Tart」を受け取ります。目覚めの「Butter Tart」。刺激的な甘さで目を覚ませ!
後方写る彼は、周囲の様子を伺います。みんなが食べていることを確認して、この後、黙々と食べ始めました。彼は甘いものが好きですので、さぞかし嬉しかったことでしょう。
恐る恐る食べてみます。
水が進む甘さ。
甘さが押し寄せてきて、面食らっているみたいです。
これで終わりかと思いきや、ガサゴソと鞄の中を探っています。「Nanaimo Bar」降臨。先ほどと同様に配布が始まります。
きっとちょうどいい大きさですね。
恐れることなかれ。
余剰がありましたので、私もいただくことができました。左が「Butter Tart」で、右が「Nanaimo Bar」です。「Butter Tart」はレーズンが入っていて、ひたすら甘いです。「Nanaimo Bar」はチョコレートでコーティングされたココナッツ層、クリーム層、チョコレート層に分かれており、歯が溶けそうなほど甘いです。やるからには徹底的にという方針を体現しています。「Nanaimo Bar」くらい振り切った人になりたいと思いました。将来的には「Nanaimo Bar」になろうと思います。
続いて「Holidays Celebrated in Canada」に移ります。カナダの祝日を学びます。印象的だったのは、ハロウィンです。お菓子をもらいに家を訪ねるという文化は、地域によっては日本でも見られます。カナダでは、もしお菓子がもらえなければ、生卵を投げつけたり、トイレットペーパーを屋根や植木に絡ませるいたずらをするとのことです。トイレットペーパーは日本に比べて高価であると聞いていたので、子どもたちがペーパーを投げて、本当に苦しむのは子どもの家族のような気がしました。
最後に「Restaurants」です。レストランでの注文の方法を、実践を通して学びます。
店員役とお客さん役に分かれて、脚本に従って進めます。
メンバーの組み合わせを変えて、繰り返し練習します。
2人しかいないグループでは、ゴードン先生参戦。
練習を重ねるうちに、入店後のイメージが具体的になっていきます。街でこれだけたくさん練習しようとすると、たくさん食べてたくさん支払わなければなりません。今日の午後は、市バスツアーですので、何かを注文する機会があるかと思います。たくさん練習したので、相手がエンプレスであっても、胸を張って注文できるかもしれません。
チップの文化についても触れられました。私は、チップが怖すぎて、レストランには入れずじまいです。街を歩くときは、心のどこかでチップに怯えています。チップが必要な店に入るわけでもなしに。知らないことや分からないことは、恐ろしいものです。目指せ脱チップ恐怖症。
時間ができましたので、ゴードン先生がゲームを始めます。前に立つ1人が、教室内にあるものの頭文字をホワイトボードに書き、他の人が正解を探します。「plasitic」という難問が出ました。それは固有の何かを成す素材であり、正当としてふさわしいかという問題が浮上するわけですが、英語の学習に戻りましょう。
正解した人が次の出題者になります。英語を使って、ストレスなく遊べるようになってきましたが、まだヒントを出す際に日本語を使ってしまう人がいました。英語を積極的に使わないと、言語の習得は困難ですよ。今後の課題です。
さて、お昼休みです。昨晩の夕飯の残りだそうですが、これはかなり美味しそうです。パスタです。ホストマザーが好んでイタリア系の食事を提供してくれるみたいですよ。いい香りが部屋中に漂います。
こちらは、クリームチーズをベーグルで挟んだ、シンプルなサンドイッチ。
今日も2種のチーズサンドかな。
お昼ご飯を食べる部屋に、おかしな絵があることを発見しました。ボウルに入った赤いものは何でしょうか。その表情は何をどうしたいのさ。気に入りました。
午後はバディとともに市バスツアーです。