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2019年度カナダ語学研修7日目「市バスツアー」

2019.7.13

中・高共通関連

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昨日はカナダに来てはじめて洗濯をしました。洗濯周期は週に1回程度です。昨夜干した洗濯物を取り込みます。おや、しっとりしています。冷覚が働き、濡れていることがはっきりと手先に伝わってきます。どうしたことか。今日はよく晴れたはず。庭を駆け回るチキンを小屋に入れようと奮闘しているホストマザーが、チキンを追いかけがてら私のそばに来ます。険しい顔をして何か言っています。聞くところによると、庭のスプリンクラーが洗濯物に水をかけてしまったと言うのです。ステラよ、そういうことは干す前に言っておくれ。明日はスプリンクラーの作動前に洗濯物を取り込みます。

さて、午後のアクティビティは、ベイセンターからスタートです。各班、バディと合流し、一昨日立てた市バスツアーの計画の最終確認を行います。こちらはマーカスの班です。

それからこちらは、ミカの班。

確認が済んだようです。時間が減ってしまいますから、早いとこ出発しますよ。

ベイセンター4階のフードコートを出発します。

どちらの班も最初の目的地はフィッシャーマンズワーフです。水上タクシーを利用して行くため、インナーハーバーへ全員で向かいます。

インナーハーバーは美しいです。VIECのヨシコさんからアドバイスを受けて、インナーハーバーとエンプレスと州議事堂を、1枚の写真に収めてみました。美しい風景を写せて、カメラも喜んでいます。

水上タクシー乗り場が近づいてきました。

クレジットカードでの支払いしか受け付けてくれませんので、VIECさんが代金を一時的に肩代わりしてくださいます。精算は再集合のときに行いますので、まずは皆さん行ってらっしゃい!

ミカが率いる班が先に出発します。

想像より速いわけでもなく、遅いわけでもなく、見た目から想像できるスペック通りのスピードです。これを見送った途端に、私も乗りたくなってしまいました。今日も、一昨日のスカベンジャーハントのときと同様、コーヒーでも飲んでゆっくりしていようと、大人たちは画策していたのです。しかし、私の童心が水上タクシーを掴んで離しません。こうなれば、乗り物から逃れることはできないでしょう。

はい、乗りました。マーカス班と一緒です。コーヒーの件は、私一時の感情により、水泡に帰する気配が漂い始めました。

紹介します。運転手の、、、。名前は知りません。途中、班員の写真を撮ってくれたりしました。個人的には、運転に集中して欲しい限りでした。

雑誌で見たことがあるような、ないような。

海上より、エンプレスを望みます。コーヒー1杯の折はどうも。

彼は風に吹かれながらシャッターチャンスを待っています。途中、アザラシが1頭現れましたが、私は撮り損ねました。彼は撮れたでしょうか。

そうこうしている間に、海上に家が見えてきました。

水上タクシーを降ります。フィッシャーマンズワーフに到着です。童心に突き動かされて乗船しましたが、生徒の写真を撮ってあげられるので、来てよかったなと思いました。

立ち並ぶ飲食店を見て回る、マーカスとリーダーの班です。多くの人が昼食を食べていて、非常に賑やかでした。日差しが強いです。今、写真を見て日差しを思い出して、我が腕を見てみましたが、明らかに赤く焼けています。

ミカの班は、フィッシュ&チップスを食べるようです。なかなかの繁盛店に並びます。

さて、一時雑踏を離れ、風景を写真に収めます。

吊り下がる草花に至るまで、しっかりと手入れが行き届いた家々に感心しました。

おやおや、マーカスの班はすでにフィッシャーマンズワーフを脱出しています。ミカの班はまだフィッシュ&チップスの提供待ちだというのに。そうだそうだ、彼らはこれからクレイダーロック城に向かうんでした。時間を見ながら計画的に行動していますね。

何かに魅せられて、この家に見入ってしまいました。

おや。

ひえっ。形容しがたい声をあげてしまいました。

フィッシュ&チップスが提供されたようです。中3の女子が大きめのを3人で分けていて、高1の男子が1人前を1人で食べます。潮風に吹かれて食べるシーフードは美味しいね。

どうせ撮るならしっかり撮って欲しいと、ゴードン先生のようなことを言い出したのは中3の女子。そう言われると燃えます。やる気満々で、しっかり撮りました。私に仕事を与えてくれてくれてありがとうよ。

どう考えても、大きい。3人で食べるとは行っても、昼食後ですぜ。

試合開始。

フィッシュ&チップスとの戦闘開始を見届けて、私も行動開始です。せっかく来たのだから、何か食べておいた方がいいような気がしてくる。ただ、安直にフィッシュ&チップスでは動機付けとして弱い。反骨精神発動。私の選択は、タコス!

フィッシュ&チップスが隆盛を極めるこの場所で、あえてそれを回避することにより、私の選択に主体性が生まれました。行き着いた先は、サーモンタコスです。魚介だしいいでしょ。

案外長く滞在してしまいました。フィッシャーマンズワーフを離れ、ベイセンターへ戻ろうと思います。バスに乗りましょう。バス停はどこですか。この辺りですか。いいえ。バス停はどこですか。この辺りですか。いいえ。バス停はどこですか。この辺りですか。いいえ。自問自答を繰り返すこと15分。私はインナーハーバーにいました。バス、見つからなかった。

そこではすでに、スタッフの方々と添乗員さんがコーヒーを飲んで落ち着いていました。そこへ、突然水上タクシーに乗りたくなっちゃった落ち着かない男が到着します。そうして、コーヒーブレイクによって、すでに落ち着きを手にしたカナさんに案内をお願いし、念願の「Murchie′s」に向かいます。甘さ控えめのケーキたちも人気らしく、ショーケースはどこか寂しい様相でした。ホットコーヒーを注文します。Sサイズ希望でしたがサイズを伝えるのを失念し、Lサイズになったことを悟ります。面倒いくさいのでそのままにします。注文を終えて、不明なワードが店員さんから飛び出し、ついにフリーズします。私の左の方でうなづいてくれているカナさんの姿を視界に確認しました。店員のさんの視線が左に移り、事無きを得ます。「ご注文は以上ですか」といった具合の言葉だったようです。はい、以上でした。

語学研修では、コーヒーを1杯注文するだけでも大冒険です。挑戦して、失敗して、次の冒険ですぐに改善のチャンスを得ます。注文を上手にできるようになるために、私はあと何杯のコーヒーを飲むのでしょうか。「Murchie′s」のコーヒーは絶品でした。ごちそうさまでした。

ところで、市バスツアーはどうだったのか。どちらの班も、時間内にベイセンターのフードコートに集合できました。概ね予定通りに進んだようです。楽しかったと言って、みんないい顔をして帰ってきました。私はフィッシャーズワーフまでしか追えていませんので、より詳しい様子は生徒リポートをご参照ください。

明日から、学校は2連休です。土曜も日曜も、終日ホストファミリーとともに過ごすことになります。週が開けると、すぐにお別れがやってくるでしょう。ヴィクトリアでの時間を大切にしたいものです。

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