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2019年度カナダ語学研修12日目「別れ」
2019.7.19
帰国の日になりました。ダウンタウンにあるホテルの前に、6時30分に集合します。私は全ての生徒のお別れを撮影するため、6時に到着しておきます。ホストファザー、朝早くに送ってくれてありがとう。今日、家を出発する時刻は5時45分でした。伝えてくれる時間を守ることは1度もなかったホストファザーも、この日ばかりは私を急かす勢いで準備してくれました。急に本気を出してきたので、対応が遅れました。時間を過ぎたのは私の方でした。荒めの運転が功を奏し、時間に間に合いました。
やたらと大きなバスが停まっています。これに計14人で乗ります。
最初に来たのはこちらのファミリーです。この時点では少し距離があります。
英語の授業中に書いた手紙を、まだ渡していなかったようです。
ホストマザーはとても嬉しそうです。何となくどんよりした雰囲気が一変しました。
ホストマザーが2人を抱きしめてくれました。渡した手紙が、素直な気持ちに火をつけたようで、客観的に見ていて本当に嬉しい瞬間でした。
ホストマザーは厳しい言葉もしっかりと伝えてくれていたようですが、ずっと愛情を注いでいてくれたんですね。
続々と生徒たちが集まります。
前日に随分しっかりと気持ちを伝えていたようで、さっぱりと別れを受け入れる姿もありました。それでも、いざホストファミリーの姿が見えなくなると、やはり生徒たちは寂しそうでした。名残惜しい別れというのは、一緒に過ごした日々大切さを教えてくれます。幸せなことです。
妥協してビーチサンダルを履いてきたので写さないでくれと、ホストマザーに言われました。元来写す気はありませんでしたが、写す気はないよという雰囲気を過剰に醸し出して撮りました。ビーチサンダルの件は私がここでご披露してしまったので、結局バレてしまいました。マリアナさん、すまぬ。
美味しそうな料理が、生徒の間で度々話題に上がりました。
さようなら。
時間ギリギリにやってきました。バスの運転手は、次に仕事が詰まっているようで、しびれを切らしていました。カナさんが、まあまあとなだめ続けてくれました。運転手さんはとても不安な顔をしていてかわいそうでしたが、まだ時間には間に合っています。
バスの運転手がバタバタし始めた中、彼はホストマザーとのツーショットを所望します。
フェリー乗り場に到着しました。しとしとと雨が降り、私たちの別れに一層の寂しさを落とし込みます。
荷物を預けます。
フェリーの待合所で、VIECのカナさんのお別れの挨拶がありました。思い起こせば、初日にフェリーを降りてから、ずっとお世話になってきました。
生徒たちは、ランチタイムに現れて明るく話しかけてくれるカナさんを慕っていました。先導してくれる後ろ姿を、安心して追いました。できるようになったことを一生懸命に伝えていました。
ハグを棄権する男たち。照れているだけです。
ありがとうございました。
楽しい時間はあっという間に過ぎました。
後悔の無いように、しっかりと思いを伝えてお別れしましょう。
無情にも、お別れの時がやってきます。カナさんを1人だけフェリー乗り場に残していくのは、心苦しい限りでした。旅の無事を祈り、笑顔で送り出してくれました。敬礼のサービス付きです。HP掲載に際し、、敬礼は大変映えます。1ネタ提供してくれました。初日に敬礼をして迎えられていたら、生徒も私も大いに驚嘆したことでしょう。私なぞは、全力で他人のふりをしたことでしょう。今は直視して、見えなくなるまでその姿を目に焼き付けるのはなぜでしょう。さようなら。
バンクーバー島を離れてからの模様は、またの機会に。