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３月１２日（火）に東京理科大学葛飾キャンパスで行われた日本金属学会主催『高校生高専学生ポスター発表』において、本校自然科学部の研究『金属葉のふしぎ』が優秀賞を受賞しました。

この発表で引用した文献の著者である秋田大学名誉教授の金児紘征先生が、発表会当日に私たちのポスターまで足を運んでくださり、たくさんのアドバイスをしてくださいました。また、後日改めて学校での研究活動の様子を見ていただけることになりました。

４月２０日（土）に本校化学第２実験室に金児先生をお招きし、先生の研究についてご講演を頂いた後、一緒に実験をしながら操作のコツや研究のポイントを教えていただきました。金児先生は『電気化学の祖・ファラデー』の研究がご専門で、理化学研究所で長年金属電析の原理と応用について研究されており、多くの知見とともにこれらを高校化学の知識で発展的に探究するための着眼点をわかりやすく教えてくださいました。

有機溶媒としてn-ヘキサンの代わりに酢酸ブチルを用いたところ、これまで何度やってもうまくできなかった亜鉛葉がきれいに析出しました。同じ実験でも、条件をちょっと変えるだけで結果が大きく変わってしまうことに生徒・顧問とも非常に驚きました。

金児先生に教えていただいたことを今後の研究に生かせるよう頑張ります。