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大学との共同研究・第3回(自然科学部)
2025.3.30
3月27日(木)田中啓介先生(東京農業大学・東京情報大学)との共同研究も3回目となりました。今回は次世代シーケンサーを使う前の基礎として、PCR実験とパソコンを用いたゲノム情報処理に取り組みました。
スギ、ヒノキ、マツ、イチョウのルビスコをコードする遺伝子rbcLを含む保存液を、キットを用いて調整しPCRサンプルを作りました。
PCRを使うのはもちろん初めてです。実験系は確立されていますが、それぞれの操作が持つ生化学的な意味をしっかり理解することはとても大切です。
アガロースゲル電気泳動です。DNAの染色に用いるエチブロ(エチジウムブロマイド)は発がん性があるため、最近では多くの研究室でミドリグリーンという毒性の少ない染色液を用いているそうです。
PCR実験を体験したあとは、いよいよ田中先生のご専門のひとつであるデータ解析です。今回はパソコンを使ってペンギンの種の決定と遺伝子型の関係について検証しました。
次回からは東京情報大学に場所を移して、次世代シーケンサーで得られたデータの解析に取り組みます。私たちが実験に使っているカラシナと大浦ごぼうの遺伝子解析の結果がいよいよわかります。今からワクワクが止まりません。